前世は猫のひとりごと

気の向くまま

クックァァァ!

先日のブログで、私が車校に通っているという話をした。
小さな脳みそで頑張って運転してるという話をした。
そこでだ。
毎日、昼の12時になると教習所の近隣の家からこんな音が聞こえてくる。

クックァァァ!

怖い。
素直に怖い。
クックァァァ!!
悲鳴だ。
10秒くらいのスパンで聞こえてくる。
クックァァァ!
……
聞くところによると、どうやら近所に鶏を飼っている人がいるらしい。
驚きだ。
私の知る中では、そんな人は鷹山仁だけだったからだ。
その育てた鶏を食うのか、売るのかは定かでは無い
でも、生き物を育てるのは非常に難しいらしいじゃないか。
結構なことです。
だがそれ以上に驚きなのは。


お前ら、コケコッコーじゃなかったのか?


ということ。
鶏は、あんなに怖い声で鳴くのか。
そりゃあ、一語一句同じとはいかない。
だが、明らかにコケコッコーでもない。
クックァァァ!
甲高い声。
クックァァァ!
だいたい、どこの誰がコケコッコーなんて言い出したのか。
どこをどう聞けばコケコッコーと聞こえるのか?
クックァァァ!
いやちょっと聞こえるかもしれない。
クックァァァ!
とにかく。
……


クックックァァァァァァ!!!!


これが怖いという話なのだ。
鶏ごときに怖がる自分が恥ずかしいし、
無性に腹が立ってきた。

くしゃみだってそうだ。
この世のどこに、ハックション!と言いながらくしゃみをする人間がいるのか。
クチュンか、ヘブッシャァァ、しか聞いたことがない。
それとも、
この世の人間のくしゃみの音を平均したら、ハクションになるとでも言うのか?
だとしたら大変興味深い話だ。

こういう自然の音を言語化したものを、オノマトペという。(さすがに知ってる)
このオノマトペに関して、先日面白い話を聞いた。
こんな話、

「今の子に『電話を切る音』を訪ねると、『ティロン』と言う」

ほんとかいな。
普通『ガチャ』じゃないのか。
もしかして『ガチャ』は古いのか。
もしかしなくても、そうかもしれない。
にわかには信じ難い話だが、有り得ないとも言いきれないだろう。
なんせ、電話ボックスを知らない世代がいる現代だ。
固定電話も減少傾向にあると聞く。
(ちなみにティロンとは、スマホを切る音)

オノマトペとは、時代と共に変化していくのだ。
ガチャがティロンになるように、
コケコッコーがクックァァァになる日は近いかもしれない。
皆様、心してお待ちください。